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『彼女持ちの人を好きになる』
頭ではいけないとわかっていても、
それで気持ちが収まるなら、この世界はどんなにつまらないものになるでしょう。
彼女がいて、カレがいて、
そして気持ちを抑えられないあなたがいて。
出会いがもっと早ければ。
彼女がいなくなってくれたら。
何度、そう願いましたか?
はじめまして。
当サイト『stolen-love【恋する泥棒猫】』の管理人、luna(ルナ)です。
突然ですが、
あなたは大好きな彼女持ちの男性、奪いたいと思いますか?
出会った季節が遅かっただけで、
「本当にカレにふさわしいのは、自分だ」と考えたことはありませんか?
私には、あります…
わたしは現在30歳。
2年前に彼女持ちの男性に恋をしました。
結婚も視野に入れ、彼女と同棲さえしている彼女持ちの人です。
どうあがいても叶いそうにない、
いまのあなたと同じかもしれません。
1年間に及ぶ苦しい片思い。
諦めてくれないココロ。
優しくしてくる彼。
『彼女さえいなければ』
人生の中で、きっとあれほど願ったことはありません。
この記事では、
そんなわたしの1年を振り返ります。
結論から言うと、
わたしはカレと彼女を別れさせて、略奪することになります。
いったいどんな方法でカレを奪ったのか。
その後、略奪をした人は不幸になるのか。
あなたの恋は、叶うのか。
いま、叶えたくて、叶えたくなくて、苦しい片思いをしているなら、
どうか最後までご覧になっていってください。
この体験談は、あなたにとってきっと役に立つはずです。
1・彼女持ちを好きになった日
専門学校を卒業して4年。
大手物流会社に就職したわたしは、仕事にもすっかり慣れ、これといった刺激のない退屈な毎日を過ごしていました。
変わらない仕事。
刺激のない日々。
ここで説明するにはあまりに面白みのない、上司、同僚、業務。
気がつけばもうすぐ30代。
友達も続々と家庭を持ち始め、
私自身、「結婚」という文字を意識しなければいけない年代にさしかかってきていました。
わたしも人並みに恋愛はしてきました。
だけど、そのどれもが長くは続かず。
わたしは、自分でもわかるほどわがままな性格です。
彼氏ができれば自分好みのカレでいてほしいし、
LINEが途切れれば不機嫌になるなんてしょっちゅう。
そんな性格だから、
自分から別れを告げることも多かったし、ケンカになることも珍しくありません。
『こういう性格直さないとなぁ』
28歳になって、
自分のいけない部分を客観的に見れるようになっただけマシかもしれません(笑
でも、わたしの人生最大のワガママは、
ここから始ります。
出会い|年下のカレに惹かれていく
わたしが好きになったのは、4歳年下、当時24歳のちょっとワイルドな感じの男の子。
(芸能人で言うと今市隆二さんのような)
わたしの会社に業者として1ヶ月くらい出入りすることになり、
自然と話す機会が増えていきました。
もちろん最初は仕事上のやりとりだけ。
寡黙な人で、こっちから話しかけない限りはほとんど喋らない人なんです。
「怖いなぁ」って思ってたくらい。
それでも、いつだったかカレと休憩時間が重なって、
長時間話すことがありました。
そのとき、
思っていたより人当たり良く話すこと。
普段は怖いのに、笑うと子供みたいでかわいいこと。
そんな見た目とのギャップに心打たれたのを覚えています。
その日から少しずつ、
会社で会えばカレと会話する時間が増えていきました。
こんな歳になって言うセリフじゃないと笑われそうだけど、
あれは完全に『ときめき』だったと思います。
休憩時間が重なれば嬉しくて、仕事中もどこかでカレの姿を探していて。
まるで、違う学年の男子に恋するよう。
わたしは、カレとの時間を探して職場に通うようになっていました。
タイムリミット
そうそう、
カレが私の会社に出入りするのは「1ヶ月」
そのリミットは残りわずかとなっていました。
『LINE教えて!』
半ば強引に作った休憩時間。
残っている仕事も後回しにして、カレに全力アプローチです。
『もちろん、っていうかまだ交換してなかったんだねww』
返事はもちろんOK
LINE交換からわずか3日で、
カレの会社は職場に出入りしなくなりました。
ギリギリセーフ。
考えてみれば、カレとまともに話したのはこの1ヶ月でほんの3~4回。
あとはせいぜい、すれ違いで言葉を交わす程度でした。
『それなのに、なんでこんな好きなんだろう…』
まるでディズニー映画みたいに、
急激に心惹かれていたわたし。
LINEしようかな。
来るの待とうかな。
そんな風に考えたのは、
28年間で初めてだったかもしれません。
デート|惹かれ合う2人
それから1週間くらいたったある日、
わたしはカレと初めてのデートを楽しんでいました。
LINEは結局わたしから。
待っていてもいつになっても来ないので、しびれを切らして送ったのです。
『まぁ、会社でも話さないと喋らないし、そういう人なのかな』
なんて思いながら。
その日の帰り道、
カレは唐突にわたしにキスをしてきました。
『キスぐらいで…』
っていう年齢ですよね。
でも、めちゃくちゃ嬉しかった。
カレと出会ってまだ45日くらいだけど、
わたしはすっかり、このちょっとぶっきらぼうなカレに恋をしていました。
『ごめん…』
キスをした後で言ったカレの言葉。
このときはただ嬉しくて、
その言葉の深い意味を考えていなかったのです。
違和感
それからも2回、カレとデートしました。
その時間はホントにドキドキして、
すごくすごく幸せだった。
けど。
カレと出会って2ヶ月が経過するころ、
わたしは違和感を感じていました。
●家に上げようとしない
●キスはしたが、それだけ
●急にLINEが返ってこなくなる
なにより、わたしからLINEしない限り、デートまで至らないこと。
こっちが予定を聞いて、はじめて会えるっていう感じです。
『カレに好かれてるって勘違いしてるだけじゃないの?』
そう言われそうですが、
会ったときのカレは優しく、とてもじゃないけど嫌われているようには思えません。
言いようのない違和感。
順調だったはずの恋が、なぜか進展しない。
カレがわたしを遠ざけてるような、
それでいて、優しいような…
付き合ってるのかどうかもわからないまま、
カレとの曖昧な関係は3ヶ月目に入りました。
気づいたこと
それは、カレのタイムラインを見ていたときのこと。
『誰?これ…』
そこに投稿されていたのは、
カレと見知らぬ女性とのツーショット、その女性からのコメント。
遡って見れば、
似たような投稿はいくつも見つかりました。
どう見ても友達ではない距離感。
すぐわかりましたよ。
「あ、彼女いたんだ」って…
でも、カレを責める気は起きませんでした。
だってそうですよね?
付き合ってもいないし、1回キスしただけ。
こっちから連絡しなければ、
カレからLINEは来ません。
カレは、ただなんとなく知り合った女に好かれて、ちょっと手出しちゃっただけなんでしょう。
でも、一定ラインからは踏み込まず、すでに距離を置こうとしている。
ショックっていうより、
なんだか冷静に状況を分析している自分に驚いたのを覚えています。
『わたしさえ諦めればいい話じゃん…』
カレと出会って3ヶ月。
個人的に会うようになってからはまだ2ヶ月くらい。
ここで身を引けば、
まだ大事にはならない。
わたしは、芽生えていた恋心にそっと蓋をして、
カレに連絡するのを諦めました…。
2・苦しい片思い|彼女との同棲、優しい彼
連絡をしなくなって2週間くらい。
帰ってきたつまらない日常のなか、
私はある事に気がつきました。
取り返しのつかないくらい、
あの人を好きになっていることに。
『運命の人』なんて小学生のころに信じていたおとぎ話。
バカみたいな夢。
ホントにバカみたいな妄想です。
だって、カレに対する気持ちは、
そんな言葉では言い表せないくらい、強いものだったから。
たった3ヶ月ですよ?
たった3ヶ月しか会ってないカレの事が、
どうしても頭から消えてくれません。
仕事をしていても、
いるはずのないカレを探す自分。
ラインを握りしめて、
メッセージしそうになる自分。
カレの笑う顔が、
カレの声が、
一緒に歩いた街が、
虫歯みたいに、
常にわたしの胸を締め付けます。
わたしはワガママだけど、
間違っても人の彼氏にちょっかいを出したりはしない。
…つもりです。
もし、彼女がいなかったら?
もし、わたしがLINEしたら?
もし、あの写真がなにかの間違いだったら?
もし、わたしが会いたいって言ったら?
手の届かない存在なのに、
この心が、手を伸ばし続けます。
カレからのLINE
カレと音信不通になって1ヶ月。
唐突にそれは来ました。
『久しぶり』
あの人からのLINE。
毎日見ていた、カレのアカウント。
わたしは最悪な女です。
カレからLINEが来た瞬間、
真っ先に期待したのは、『彼女と別れた?!』ということでしたからね。
もちろんそんな期待は言葉にできず、
わたしは平静を装って返信するのが精一杯。
『久しぶり!どうしたの?』
『元気にしてるかなって』
元気ですよ。
あなたに会えたなら。
これといった用はないみたいで、
私はカレと仕事や雑談など、他愛ないメッセージをいくつかラリー。
そしてその週末には、
カレと再び会うことになっていました。
続く関係|優しい君
「こんな関係は終わりにしなくちゃいけない」
そう思いつつも、わたしはそれから事あるごとにカレに会いました。
彼女への罪悪感を感じつつも、
もしかしたら彼女とはもう別れたんじゃないか。
わたしを選ぶんじゃないか。
そもそも彼女なんて勘違いなんんじゃないか。
そんな儚い願いを抱きつつ。
現実にはそんな事ありませんでしたけどね。
カレからは定期的にLINEが来なくなるし、
決まって、LINEが来なくなったあとにはタイムラインが更新されます。
『遊ばれているだけ』
あの頃の私をいまの私が見たら、
確実に止めていたハズ(笑
それでも、
どうしてあなたは優しくするの?
わたしが「会いたい」と言えば嫌とは言わず、
ときには抱きしめてくれることもあった。
ちょっとLINEが来ないと思えば急に連絡をよこしたりして。
どうして私に会いに来るの?
彼女とはどうなったの?
なんで、苦しめるの?
どうせ手に入らないあなたなら、
いっそ『彼女がいる』って振ってくれた方がマシ。
でも、それでも、
あなたが好き。
どんな形でもいいから、
あなたのそばにいたいって、願ってしまう。
神様、
目の前にいるカレと、帰ってからのカレ。
本当の彼は、いったいどっちなのでしょうか。
夢の狭間で
結局、そんな曖昧な関係はそれから2ヶ月に及びました。
実はその期間の中で、
なんとなくわたしと彼の間にはこんな空気が流れるようになってしました。
↓
『お互い、彼女の存在は口にしない』
彼だってそこまで起用じゃありません。
わたしだって、そこまで女優じゃありません。
わたしたちはどちらが言うともなく、
彼女の存在を確信しながらも口には出さない。そんな約束を作っていたように思います。
実際、1度だけ、言ったことがあります。
『彼女とは行かないの?』
映画だったか旅行だったか、
話の流れの中で、ついそんなセリフを吐いてしまいました。
でも、それに対する彼の返事は
『うん。行きたがらないから…』
こうなるともう、「寡黙な人」じゃ済まないですね。
ただのヒドい人です。
彼女がいることをお互いが知りつつも、
それでも私に優しいんですから。
『いっそ嫌いになりたい』
いつからか私は、そんな風に思うようになりました。
嫉妬と妄想が繰り返される毎日のおかげで体重は落ち、
『いっそ彼女に直談判しようか』なんて、精神的にもおかしくなっていました。
でも、彼はその2ヶ月の間、
わたしに指一本触れていません。
ただ会うだけ。
ただ会うだけの行為が、
わたしをどれだけ苦しくさせてるか。
『君が好きだ』
彼女はそう言われたこと、あるのかな。
それはどんなに幸せなことなんだろう。
いつか、もしかしたら…
そう願い続ける関係は、
ある日急に終わりを告げました。
2回目のタイムリミット|彼の同棲
『もう会うことはできないと思う』
突然、彼からLINEで言われました。
理由は、来月から彼女と同棲するから。
『なにそれ…!じゃあ私は…?!』
なんて、言えるはずないですよね。
ただ会ってただけの女ですし。
わかってたこと。
こうなるって知ってて、
彼にはまっていったんです。
でも、そう言ってくれて、
少しスッキリしたかもしれません。
彼が彼女と同棲を始めるまで、あと1ヶ月。
タイムリミット。
夢は終わりです。
あぁ神様。
どうか、
それまでに彼女が事故で死んでくれますように。
3・占い|彼女持ちの彼のキモチ
『彼女と同棲しながらも、ときどき会いに来てくれる男』
あなたは、こんな男性をどう思いますか?
そう、彼は結局、
同棲が決まってからもわたしに会いに来てくれ、優しくしてくれました。
前みたいに頻繁に会うことはできなくなったけど、
それでも、ときどきLINEをくれ、時には会いに来てくれて。
当時、その状況を友達に相談しました。
返ってきた答えは、『そんなの遊ばれてるだけだよ。やめときなよ』でした。
わかってるっつーの。
誰がどう見たって都合の良い女。
きっと、彼はわたしが誘えば、Hだってしてくれたハズです。
諦めるしかないんです。
彼は、彼女とは結婚を前提に同棲しています。
そこまでいけば、あるいは諦めがついたのかもしれません。
でも、どこどこまでも私は彼の行動に期待して、
振り回されて、諦められなくて。
せめて1度でいいから、
彼の1番になりたいよ…
そんな時に出会ったのが、
占い師の彩渚(あゆな)先生です。
ネットを見ているときに偶然広告が入ってきて、
もともと占いが好きだったわたしはすぐに飛びつきました。
なにをどうしようと思ったわけでもありません。
ただ、この苦しい気持ちを打ち明ける相手が欲しかった。
彼との未来がわかるなら、それも知ってみたかった。
はじめての電話占い
占いは好きだったけど、
考えてみれば電話ってはじめてかも。
ちょっと緊張しながらもかけた電話。
受話器から聞こえてきたのは、思ってたよりも数段明るい、占い師の声でした。
彩渚
『はじめまして…』
彩渚
『lunaです』
彩渚
luna様
今日はどうされましたか?
こうして鑑定がスタート。
わたしは先生に促されるままに、
悩みや現在の状況を打ち明けました。
彼女持ち男性を好きになってしまったこと。
彼が優しくしてくること。
でも手は出してこないこと。
同棲中で、もうすぐ彼女と結婚すること。
ホントは、好きで好きで仕方ないこと。
先生はなにも言わずにわたしの話を聞いてくれて、
まとまりのない私の話を綺麗に整理してくれました。
彩渚
うん…それじゃあ辛いよね
じゃあ、順番に鑑定結果をお伝えしますね
『はい…』
あの人の性格
彩渚
この人って、思ってること口にしないタイプだよね?
何考えてるかわからないっていうか
いきなりのことで、ビックリしました。
わたしは今の自分の状態しか打ち明けてないのに、
先生は彼の性格についてズバズバ言い当ててくるのです。
彩渚
諦めたいなんて言ってるけど、lunaさん、本当は全然諦めてないでしょ?
昔から結構意地っ張りっていうか、曲げない性格だった?
それに加え、わがままな私の性格までまるっとお見通し。
ここで書くには記憶がもう薄いけど、
あのとき、オウムみたいに『そうです!』を繰り返してたことだけはハッキリ覚えています(笑
彩渚
…そうです。
彼の気持ちが見えないから、
思い切って告白もできない。
そんな想いも、言うまでもなく先生は知っていました。
カレの本心|彼女を隠す理由
彩渚
で、彼なんだけどね、
lunaさんの事、ホントに大事に思ってるよ
先生の答え。
ありきたりと言えばありきたり。
良いこと言ってるだけなんじゃないの?っていう想いもあったけど、
それでも、その前にあれだけ言い当てられたら信じる他にありません。
なにより、先生の言い方って、彼がすぐそばで答えてるような、
そんな不思議な感覚を感じるんです。
彩渚
彼が彼女について何も言わないのは、
lunaさんが離れていっちゃうのが怖いのね
彩渚
彼も、いま苦しいみたい
lunaさんの事好きで、抑えられなくて、ダメなのに会いに行っちゃう
しっかりケジメつけたい、って思ってるよ
『ケジメ』
それってどっちなんだろう。
それは、怖くて聞けませんでした。
彼女との関係
彩渚
じゃあなんで彼女と別れないのっていう部分なんだけど、
これは彼女が相当執着してるねぇ…
先生曰く、
彼女との付き合いはかなり長く、『見える』範囲ではずっと付き合っているそう。
束縛の強い彼女で、
カレに女性ができても意地でも手放してこなかったんだとか。
今回の同棲に関しても半ば強引に決められて、
カレも今までそうやって引っ張られてきたから、逆らうつもりもない。
彩渚
だから、lunaさんからすれば遊ばれてるように感じるだろうけど、
カレにとっては他の女性と会うだけでも大変ことよ
それだけlunaさんに対する想いっていうのが強いの
そういう彼女がありながら、
それでも時間を見て会いに来てくれる。
カレにとってそれは初めての行動で、
私に対する気持ちは相当ある。
というのが先生の見立てでした。
彩渚
カレ自身、相当窮屈に感じてるハズだけど、
もう腐れ縁みたいになって抜け出せないんだねぇ
手元にある資料でも見ながら話すような先生。
確かに、カレは寡黙が過ぎて、
自分の意見を言わない節があります。
それは性格なのか、
それとも彼女がそうしてしまったのか。
いずれにしても、
「カレの中ではlunaさんが強い」
って言われた瞬間、嫌な女だけど、自然と笑みがこぼれてしまいました。
未来の可能性
彩渚
最後になって希望を打ち砕くような事を言う先生。
『半々ですか…』
彩渚
うん
このままだと、現実的に考えて彼女と結婚しちゃう可能性も高いの
彩渚
でもそれってね?
『同棲で結婚間近なのに、半々』っていう意味だよ?
それだけ、lunaさんが割って入る可能性が高いってうことなの
確かに、客観的に見て、
ここから50%の可能性で逆転できるっていうことだから、それはそれですごいのかな…
彩渚
それはlunaさんの行動でも変わるから、私は応援します
いま、やるべきこと
『やっぱり、いまは会ったりLINEしたりしない方がいいですか?』
彩渚
カレ、押しに弱い方だから、距離を置く必要はないと思う
『彼女がいる男性に強引なアプローチはうざがられる』
なんて、いつかどこかのサイトで読んだけど、
ああいうのって、全然あてにならないかもしれないですね。
先生はそんな定石なんて完全無視で、
カレの性格や気持ちに添ったアドバイスをしてくれました。
彩渚
どっちかって言うと、安定に執着してるだけだと思う
『っていうことは…?』
彩渚
気持ちはlunaさんに向いてるから、同棲を解消するほど好きになってもらえるかっていうところ
彩渚
さらっと言ってたけど、
先生は『縁結び』のような事ができるらしく、それもまた人気の秘密なんだとか。
彩渚
明後日にはまた連絡が来るから、迷わず会いに行って
『明後日には連絡が来る』
あまりにもピンポイントで指定してくる先生にちょっと怖くなりました。
彩渚
諦めないでね
真っ直ぐ『好き』でいる自由
こうして鑑定は終了。
終わってみれば10分くらいだったけど、
今までに受けた占いの中で、文句なしにNO1。
あんなにズバズバ言い当ててられたことってなかったし、
なにより、嬉しかった。
鑑定が終わった後、
わたしは少し涙ぐんでいる自分に気がつきました。
『たかが占いで泣くなんて』
そう思うかもしれませんが、
わたしにとって、『諦めなくて良い』って言われることは、それだけ価値のあることだったから。
ずっと、遊ばれて、叶わなくて、
彼女に負けて、カレに会えなくなって終わると信じてた。
自分から終わらさなきゃいけないって、思ってた。
でも先生は真っ直ぐに、
『カレもあなたが好き』
って言ってくれた。
彼女持ちを奪おうとしているわたしを一切貶めないで、
応援するって言われた。
曖昧なまま、
いつか消える関係だと思っていたのに、頑張って良いって。
『結婚しちゃうか、奪うか…!』
ずっとフワフワしていた私の気持ちは、
この占いを境に、ハッキリ変わり始めました。
4・諦めないココロ|彼女持ちを落とす方法
冒頭でも申し上げたので先に言ってしまいますが、
ここから4ヶ月後、わたしはカレと付き合うことになります。
長いと思いますか?
わたしにとっては、
それまでに歩いてきた暗黒の時間に比べたら、なんてことありませんでした。
1年だって2年だって、
カレを追いかける自信があった。
ここからは、
カレを夢中にさせるため、わたしがやってきた事をダイジェストでお伝えしていきますね。
あなたの参考になることがあれば幸いです。
縁結びの結果
そうそう、
先生が言ってた『明後日には連絡がある』ですが、これは普通に当たりました。
しかも、いつもなら自分からデートの誘いなんてしないカレが、
『横浜でカレーフェスやってるから行かない?』って。
彼女は?
なんて思ったけど(笑
その日から、目に見えてカレの連絡は増えました。
これが先生の縁結びの効果なのか、それとも偶然かはわかりません。
確実に言えることは、
わたしは当時、たぶん彼女よりカレと一緒にいる時間が多かったと思います。
彼女との差別化|居心地の良い女性を目指して
ありきたりだけど、彼女との違いみたいなものもしっかり意識しました。
勝ち気な見た目の私に対して、
彼女はふわっとした可愛い子。
写真やコメントを読む限りでも、その見た目通りガーリーな雰囲気の女でした。
それに付け加え、ホントは束縛しまくりの恐妻家(笑
家にいることが多いそうなので、
私はそれらの情報を元に、カレにとって刺激的な女性になるように務めました。
デートはアクティブに。
『一歩下がって歩く彼女』よりは、並んで歩く彼女。
メイクや服装もなるべく違う路線。
端から見れば無意味な努力かもしれません。
でも、わたしはそれでも幸せだった。
日に日に、目に見えて開放的になっていくカレ。
もともと活発で、外に出るのも好きだったと聞いたこともあります。
あるとき、カレが言いました。
『オレ、lunaといる方が絶対楽しいし、自分らしいって思える』
彼女持ちの男性に恋する女性ならわかると思いますが、
この言葉はホントに嬉しかった。
カレに本当にふさわしいのはわたし。
そうやって素直に思えたから。
押せ押せ|好きなら奪う。それだけ
いつからか、どっちが彼女かわからないくらい、
わたしはカレと一緒にいるようになってました。
『彼女は?』っていうと、
あまり家に帰ってこないカレの事を心配するどころか、自分はそれ以上に遊び歩いているそうで…
嫌な感じかもしれないけど、
そんな彼女を見て、ますます『あの女と結婚させたら駄目だ』って思いましたね。
スムーズに。
本当にスムーズに、『あっっっ!』という間に、わたしはカレとの距離を詰めました。
あんなに悩んでいたのがバカみたい。
もっと早くカレを連れ出してればよかった。
LINEしてれば良かった。
もう、カレと彼女が別れるのは、時間の問題でした。
『彼女と別れた』
11ヶ月目。
カレと出会ってから丸々1年が経過するころ、彼が言いました。
『彼女と別れた。まだ荷物は残ってるけど、いまは実家に帰ってきてる』
彼女は相当泣きついたらしいのですが、
それでも気持ちがないことを伝えると、渋々納得してくれたそうです。
それは、
事実上の告白だったのかも。
でも許してあげません(笑
あれだけ苦しんで、もてあそばれたんですもの。
ちゃんと告白されるまで、わたしはわざと曖昧な関係のまま彼と会い続けました。
わたしはワガママなんです。
1年!彼女持ちと付き合うまでにかかった時間
モヤモヤしてる感じがピークに達した頃、
しびれを切らした彼が言いました。
『ねぇ、これって付き合ってるんだよね…?』
まるで女の子が言うようなセリフですね。
出会った頃の彼からは想像もできません。
『さあ…?ずっとこんな感じだったけど?』
意地悪しました。
『…ごめん』
『で?』
『ずっとlunaが好きだった。彼女よりlunaがいいって思えて、一緒にいたいと思った
だから、オレと付き合って欲しい』
5・大逆転!略奪に成功したあとで
ずっとずっと、
夢に見てきました。
彼の本命として、彼の彼女として、
誰にも気兼ねすることなく、2人で街を歩く日を。
遊ばれてると思ってた。
手に入るわけないって、悔しい思いも沢山した。
結局は彼女のところに行くんだって、そう信じてた。
でも、彼はわたしを選んでくれました。
優柔不断で、流されるままに同棲までした彼が。
あれからさらに1年の月日が経って、
いまも彼とは、仲良くお付き合いできています。
略奪愛のその後
そうそう、よく
『略奪愛なんて幸せになれない』
って言われていますよね。
因果応報があるとか、浮気が繰り返されるとか。
あくまでわたしの場合ですが、
いまのところ、そういった不幸は起きていません。
っていうのも、わたしの場合はちょっと事情が違う気もするし、
悪意を持って奪うつもりがないなら、そんなに心配しなくてもいいんじゃないかなって思います。
あなたが彼女持ちに恋すること。
それは悪いことじゃないと思うし、綺麗な恋心として、否定しないでほしいです。
それと、彼女に対する罪悪感とか、恨みを買うっていう話。
これも、残念ながらありません…
っていうのも、例の彼女。
彼と別れて間もなく、他の男性とあっさり結婚しちゃいました。
6ヶ月後くらいかな。
占い師が言ってたことだけど、
『それが良縁なら切るべきじゃないけど、悪縁なら切るべき
そうじゃないとその人それぞれ、収まる所に収まらなくなるから』
付き合ってるから必ずしも良縁とは限らないし、
あなたが世界の誰より彼を想えるなら、それは必ず素敵なご縁であると信じてください。
入り口は略奪愛かもしれないけど、
わたしはいま、1番大好きな人と、後ろ指指されることなく歩いています。
占いがくれたもの
あの日受けた占い。
それがすべて当たっていたのかどうかは、いまもわかりません。
占い師の話術かもしれないし、
わたしの思い込みだと思うならそれでも結構です。
だけど、確信していることがあります。
先生が彼の気持ちを教えてくれたから、
わたしは迷いを吹っ切って、彼女持ちでもアプローチしようと思えました。
先生にアドバイスをもらわなかったら、
わたしは最短で彼を手に入れることは叶いませんでした。
先生が縁結びしたその日から、
彼の気持ちはみるみる私の方に向いてきたって、感じました。
占いは私に3つのものをくれました。
1・彼の気持ちを信じる勇気
2・彼女持ちを奪う方法
3・「彼の彼女」という、夢に見た場所
3つの約束
この先、
もしかしたら彼とは縁が離れるのかもしれません。
それは誰にもわかりませんが、
少なくとも今、わたしは彼の1番として、幸せな日々を過ごしています。
もう、
彼女と自分を比べて、落ち込む必要もありません。
もう、
彼が他の誰かを見ていることに、苦しむこともありません。
もう、
笑うだけしかできなかった立場は、ワガママを言ってもいい立場に変わりました。
わたしには、3つのある想いがあります。
1つは、
もう2度と、欲しいものを我慢しないこと。
ワガママに、自分の気持ちに素直になりたい。
誰からも愛される必要なんてなくて、わたしは私の欲しいものだけに愛される強さがあればいいと願います。
2つめ、
もう2度と略奪愛はゴメンだっていうこと(笑
世の中には人の彼氏専門で狙う女性もいますが、
わたしには向いていません。
あの苦しい時間、もう2度と味わいたくないです。
3つめ。
あなたにも、諦めて欲しくないこと。
世の中には、不倫からでも幸せになれる人がいます。
たった1回しかない人生です。
耳を傾けるべきは、常識じゃなくて、あなたの気持ち。
未来がどうなるかは、
誰にもわからないことだから。
彼女持ちを好きになったあなたへ
もう一回、最初の質問をします。
あなたは大好きな彼女持ちの男性、奪いたいと思いますか?
出会った季節が遅かっただけで、
「本当にカレにふさわしいのは、自分だ」と考えたことはありませんか?
ここにあるのは、
どれも本当の事実です。
いまのあなたと同じように、彼女持ち男性に恋い焦がれ、
叶うはずのない気持ちに苦しみ抜いた確かな記録です。
この体験談を通して、
わたしはあなたに、諦めない強さをもってほしい。
私が特別だったワケじゃありません。
これは、あなたにも、誰にでも起きる可能性の物語です。
わたしはなにも、
『占いすれば絶対彼女持ちゲットできるよ!』とか
『略奪万歳!彼女なんて知らない!』って言ってるワケじゃありません。
ただ、このままなにもしないで、
それで結局可能性を潰すのはあり得ないって思うのです。
彼女持ちだって、人を好きになりますよね?
あなたが彼女に選ばれる可能性、ありますよね?
もしかしたら、彼はあなたに気があるのかもしれないですよ。
あなたの方が彼にふさわしいし、
彼を誰より愛せるハズです。
それなのに、『彼女だから』っていう理由だけで、
他の女性が彼に愛されてるの、嫌じゃないですか?
もしうまくいかないとしても、
あなたが声を挙げなければ、彼もまた、自分の気持ちに蓋をします。
1番になれる可能性、捨てますか?
それとも、『あの人の彼女』、目指しますか?
こんな、何の特徴もないわたしにもできました。
次は、あなたが泥棒猫になる番でありますように。
心を込めて。
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